【秦野市】コロナ禍の小学校運動会は規模を縮小。「密回避」の工夫が多く見られる形で開催。
今年(2020年)の幼稚園・小・中学校の運動会は、新型コロナの影響で全国的に規模を縮小して開催しているようです。秦野市でも今年はプログラムを大幅に短縮して開催する小学校が多く見られました。
例年、小学校の運動会は13校中12校が9月末(※暦により10月初旬もあり)の同一日に行われ、午前午後と各学年で2~3競技があります。
紅白に分かれて得点を競うため、学年の垣根を越えて児童たちが一丸となって競技に参加し、親密度が上がる例年の運動会。保護者が参加できる項目も設けています。
今年は密を避けるために運動会を半日に短縮。学年で前半・後半にわけ2部制で行われることになりました。競技をしない学年は教室で待機し、競技中の学年をテレビモニター越しに応援するなどの形で開催する学校もあるようです。生徒数の多い学校では数日に分けて開催する形も。保護者の見学は立ち見形式となっていました。
実際に運動会を行った小学校では、運動会を盛り上げる選手宣誓や応援合戦は割愛され、校長先生のお話しや連絡事項の案内のみで静かに開幕。校内放送で校長先生の話を流した学校もありました。
児童は間隔を広くとった席に座り、準備運動も自席で行うことで移動時間の短縮と密を避ける形で行っていました。(準備運動を省略する学校もありました。)
今年の運動会は主に1学年あたり徒競走とダンス等の表現の2競技で構成されており、運動会の見どころの鼓笛演奏や組体操、紅白対抗リレーは中止する学校もありました。
今年は声援の代わりに拍手で応援する形となっています。例年からすると迫力や盛り上ががりが物足りなく感じますが、限られた条件の中、見出した形であり、教師たちの努力と工夫が見受けられました。
また、子供たちは練習時間の少ない中、精一杯頑張って運動会を迎え、堂々としていて胸を打たれるものがありました。早く新型コロナが落ち着き、子供たちが伸び伸びと活動できる世の中になって欲しいですね。