【秦野市】25年の歴史に幕。黒マー油とんこつラーメンの全国的人気店「なんつっ亭 秦野店」が閉店しました。
秦野市を代表する有名ラーメン店「なんつっ亭 秦野店」が、2026年6月をもって閉店を迎え、その店頭に案内が掲示されました。
同店は、焦がしニンニクの「黒マー油」を効かせた濃厚なとんこつラーメンで一世を風靡し、メディアにも数多く取り上げられてきた全国的な知名度を持つ店舗です。秦野発祥のフードカルチャーを牽引してきた象徴的な店舗の営業終了は、地域の飲食シーンにおいて一つの時代の節目を印象づける出来事となります。
今回の閉店に際し、店舗の入り口ガラス扉には「閉店のお知らせ」と題された書面(令和8年6月20日記載)が直接貼付されています。また、現在の運営会社である株式会社せい家の公式ホームページ(2026年6月18日発表)でも同様の報告が掲載されています。
「なんつっ亭」は1997年に創業し、大将である古谷一郎氏の強烈なキャラクターと、独自の「黒マー油とんこつラーメン」の圧倒的な味わいで一躍全国区の人気店へと成長しました。その後、2022年に株式会社せい家へと事業が譲渡され、経営母体や運営陣が一新されて営業が継続されていました。今回の閉店に伴い、創業から25年以上にわたりこの地で紡がれてきたブランドの歴史そのものに、完全に幕が下ろされた事実がこの看板の文面からも示されています。

「なんつっ亭」がもたらした影響は大きく、クリーミーな豚骨スープに真っ黒なマー油が浮かぶビジュアルと香ばしい風味は、秦野の名物グルメとして長く地域に根付いていました。国道246号線からもアクセスしやすい松原町の店舗には、週末ともなると遠方からも多くの自動車やバイクが訪れ、行列ができる光景が日常の風景となっていました。
近年、海老名店や町田店など近隣エリアの系列店舗も相次いで閉店となっており、ブランド全体の体制再編が進むなか、ついに本拠地である秦野店も営業を終了することとなりました。
多くの市民にとって、思い出の味や家族での外食の記憶と結びついている「なんつっ亭」の店舗。突然の営業終了という形にはなりましたが、四半世紀にわたり秦野の地でラーメン文化をリードし、街の知名度向上に貢献したその確かな足跡は、今後も地域の記憶として残り続けることになりそうです。
- 住所
- 神奈川県秦野市松原町1-2
- 最寄り駅
- 小田急線渋沢駅
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






